※福本健修と乙部聖子の二人が原稿を公募し編集する手作りの月刊(時に不定期刊)コピー小冊子.
1985年6月〜1987年10月の間に計24号作られ,投稿者を含む友人・知人たちに無償配布されました.
内容の面白さに加えて,B5判用紙を基本に多様な折り方・綴じ方が試行され,オブジェとしての面白さもありました.
PDFファイルではそこまで再現できない憾みがありますが,説明を読んで想像してください.
可能であればPDFファイルの「しおり」も参照のこと.
「表紙」の概念がない号もあり,適宜「ページ数」ではなく「枚数」で表示しました.
Personal Effects, 1985.5 B4判/2pp./両面コピー
Personal Effects 2, 1985.6 B5判/8pp./両面コピー.右開き
Personal Effects 3, 1985.7 B5判16pp./両面コピー.右開き
Personal Effects No.4, 1985.8 B5判/10pp./両面コピー.右開き
Personal Effects No.6-1, 1985.9 B5判変則綴/紙片含む6枚/片面・両面コピー.上端綴じ
※冒頭に「No.6-1」と表記されているが,実質的には「No.5」である.
※実物は凝った綴じ方になっている.
※原本1枚目はB5判の白色の透けたハトロン紙への片面コピー.
※その下(2枚目)にB5判の薄手の黄色い和紙を重ね,黄色がうっすらと透けて見えるようにしてある.
※原本3枚目は60mm×180mmの薄緑色のエンボス紙に片面コピーしたもの(裏面は無地).
※原本4枚目と5枚目は,B5判コート紙のコンサートフライヤー(内容は頒布先によっておそらく様々)の裏側に
B6判に縮小した原稿を2枚並べてコピーし,二つ折りにしたもの.
※原本6枚目は,黄色のB5判普通紙に両面コピーしたもの.
Personal Effects 第6号, 1985.9 B5判/14pp./両面コピー.左開き
Personal Effects No.7, 1985.11 B5判変則綴/紙片・8mmフィルムを含む6枚/両面・片面コピー.右開き
※原本は凝った綴じ方になっている.
※原本1枚目は,橙色のB5判普通紙に両面コピーしたもの.
※原本2枚目は,60mm×180mmの臙脂色のエンボス紙の片面にコピーしたもの(裏面は地のまま).
※原本3枚目は,8mmフィルムの端切れ約17cm.
ここではポジに反転したものを載せたが,スキャナーの問題で不完全な繋がり方になった.
雰囲気のみ想像してもらいたい.
※原本4枚目以降は,B5判普通紙に両面コピーしたもの.
Personal Effects No.8, 1985.12 183mm×115mm変則綴/紙片を含む8枚/片面・両面コピー.左開き
※原本は凝った綴じ方になっている.
※原本1枚目は,95mm×116mmの普通紙(唇の図像等をコピーしたもの)が下揃えで綴じてあり,
それをめくると2枚目(PDFファイルp.2)が現れる.何かの「毛」を接着してあり,アッサンブラージュの趣.
裏面はコラージュ作品のコピー(PDFファイルp.3).
※原本3枚目と4枚目は両面コピー.
※原本5枚目と6枚目は,それぞれB5判普通紙に両面コピーしたものを二つ折りにして仕上げている.
※原本7枚目と8枚目は,それぞれB5判普通紙に両面コピーしたものを判型に合わせて三つ折りにして綴じ込んである.
Personal Effects, 1986.1 B6判/22pp./両面コピー.左開き
※巻数は記載されていないが,通算第9号である.
※本号はシンプルな綴じ方だが,最後の1枚のみB6判両面コピーになっているのを除いて,
B5判両面コピー二つ折りの組合せで巧みに構成されている.
※1ページ目冒頭には,赤い糸屑が貼り付けてある.
Personal Effects No.10, 1986.2 B6判/7枚/片面・両面コピー.左開き
※今号は第9号をやや複雑にしたような綴じ方である.
※PDFファイルのp.2〜5,p.6〜9は,原本ではB5判普通紙2枚にそれぞれ両面コピーし二つ折りにしたもの.
※PDFファイルのp.7〜8は,原本ではB6判普通紙1枚に両面コピーしたもの.
※PDFファイルp.9〜12は,原本ではB5判普通紙1枚に両面コピーし三つ折りにしたもの.
※PDFファイルp.1は,原本ではB5判普通紙1枚片面コピーで,印刷面を内側にして二つ折りにし,
他のページをくるむ形にしてある.
Personal Effects No.11, 1986.3 B6判/18pp./両面コピー.左開き
※第9号に準じたシンプルな綴じ方で,久々に表紙らしい表紙が付いている.
※B5判両面コピー二つ折り及び三つ折りで構成されている.
Personal Effects No.12, 1986.4 B5判(横)14pp.二つ折り+B6判(縦)2pp./両面・片面コピー.左開き
※「終刊」と銘打ってあるが嘘である.発行時期も9月のように書いてあるが嘘.
※横向きのB5判両面(一部片面)コピー6枚と縦向きのB6判両面コピー1枚を組合せた仕様で,
これまでで最もシンプルな綴じ方.
Personal Effects No.13, 1986.5 B5判(横)/14pp./両面・片面コピー.左開き
※第12号よりも更にシンプルな,横向きのB5判両面(一部片面)コピー7枚の組合せ.
Personal Effects No.14, 1986.6 B5判(横)二つ折り/7枚/立体加工+両面コピー.左開き
※シンプルな綴じ方が続いた後に出された,意表を突く「飛び出すエ(ロ)本」を含む特殊仕様の1冊.
※1枚目を開くと立体加工になっている.
中央(女陰)部を無理矢理指で開くと「Personal Effects 86/6 No.14」と書かれているのが見える.
※2枚目以降は横向きのB5判両面コピーの組合せ.
Personal Effects 第十五回, 1986.7 B5判(横)/12pp./両面・片面コピー.左開き
※前号とは打って変わって,No.13と同様のシンプルな綴じ方.
横向きのB5判両面(最終ページのみ片面)コピー6枚の組合せ.
Personal Effects No.16, 1986.8 B5判変則(横)二つ折り/4枚/両面コピー.左開き
※1枚目のみ187mm×225mmの用紙で,カッターで人型の切込みが入れてあり,
中央から折り曲げるとそれが浮き上がる「飛び出す切り絵」の仕掛けになっている.
※2枚目以降は横向きのB5判両面コピーの組合せ.
(冊子名・号数表記無し), 1986.9 B5判(横)/12pp./片面・両面コピー.右開き
※本号には『Personal Effects』の表記無し.ページの天地の向きも不統一(スキャンデータでは統一した).
※最もシンプルな,横向きのB5判両面(最初のページのみ片面)コピー6枚の組合せ.
(冊子名・号数表記無し), 1986.10 B5判(横)/8pp./両面コピー.左開き
※本号も『Personal Effects』の表記無し.
※最もシンプルかつオーソドックスな,横向きのB5判両面コピー4枚の組合せ.
PERSONAL EFFECTS NO.19, 1986.11 B5判(横)/6pp./両面コピー.左開き
※ページ数が漸減傾向にある.
※最もシンプルかつオーソドックスな,横向きのB5判両面コピー3枚の組合せ.
(冊子名・号数表記無し), 1986.12 B5判(横)2pp.+B6判(縦)2pp./両面コピー.左開き
※終刊宣言が載っている.
※横向きのB5判両面コピー1枚と縦向きのB6判両面コピー1枚の組合せ.
※1ページ目に折り目がついており,そのとおりに三つ折りにすると,ある言葉が読み取れる.
Personal Effects No.21, 1987.1 B5判/2pp./両面コピー
※「86/1」と表記されているが,「87/1」の誤り.
※密かな再刊号.
Personal Effects, 1987.3 B5判/2pp./両面コピー
※号数未表記.
※田中トシからのエアメールへの返信代わりに作られた正にpersonalな作品.
PERSONAL EFFECTS NO.23, 1987.5 B5判(横)4pp./両面コピー.左開き
※(なぜか終刊後も隔月に発刊されているのはなぜか。どこまでつづくぬかるみぞ)と書かれている.
※横向きのB5判両面コピー2枚の組合せ.
PERSONAL EFFECTS NO.24, 1987.10 B5判/10pp./両面コピー.左開き
※前号から5箇月ぶりに発刊された本当の終刊号.ただし,終刊の辞の類は無い.
※奇しくも澁澤龍彦追悼特集になっている.
※珍しく全く縮小コピーを含まない等倍B5判原稿のみの両面コピー5枚組.